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その他の身体の不調

血栓や血流の悪化が頭痛の原因に

監修医師

藤田先生にお話をうかがいました。

先生、時々ひどい頭痛に襲われます。痛みが我慢できなくなるときは薬を飲みますが、特に何もしないですませることもほとんどです。そういえば原因って実はよく知らなくて。

日本人の3~4人にひとりが頭痛持ちともいわれていますから身近ですね。でもクモ膜下出血や脳腫瘍による頭痛も、年間数万人にのぼりますから危険な徴候である場合もあります。

怖いです。脳の血管は特に健康にしておきたいですね。

そうですね、血流が良くつまりがなければ、そういったリスクも減りますね。

頭痛も血流が関係しているんですね。

注意しなくてはならない頭痛

頭痛の原因や症状はいろいろです。ほとんどの頭痛は、命にはかかわらないものですが、一部には放っておくと命にかかわる怖い頭痛があります。

これを区別するのはとても大事なことです。

頭痛には、大きく分けてふたとおりあります。一次性の頭痛、いわゆる頭痛持ちの頭痛と、病気によって起こる二次性の頭痛です。

一次性頭痛(偏頭痛など)は血行を良くすることで改善

偏頭痛(片頭痛とも言います)などの一次性の頭痛で悩む7割の人が市販薬を飲んで対処しています。日常生活に困らなければそれでもよいと思いますが、頭痛が多くなったり、市販薬も効かないなど、ひどくなるようでしたら、やはり病院で診察してもらったほうがよいでしょう。その場合「最初の頭痛はいつから」「頭のどこが痛むのか」「どんなふうな痛みなのか」「どんなときに痛みが強くなるか」といったことを書いたメモがあると適切な治療を受けるために役に立ちます。

一次性頭痛には、偏頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などがあり、なかでも30~40歳代の女性の多くの方が経験されるのが偏頭痛ではないでしょうか。

偏頭痛

頭の片方(両側痛い偏頭痛のかたもいます)が脈打つようにズキズキと痛み4~72時間程度続いて自然に回復します。痛みの症状には個人差が大きく、ひどい場合は吐いてしまう人もいます。

偏頭痛の対処法

できるだけ静かな暗い場所で横になり、痛みのある部分を冷たいタオルなどで冷やします。

コーヒー、紅茶、日本茶なでで、少量のカフェインを摂るのも有効です。患部を冷やすことで血管が収縮して痛みを軽減します。カフェインも血管を収縮する作用があるので同様の効果があります。

偏頭痛の予防法

偏頭痛が起きる原因となる環境を知るために、頭痛の記録を作り、原因となる環境が特定できたら、できるだけ原因になる環境を避けるようにします。

寝不足や、人込み、特定の香りなど、頭痛が起こったときに思いつくものを記録してみてください。チョコレートや赤ワインなどで頭痛を誘発する場合もありますから、こうした食品にも注意を向けてみてください。

緊張型頭痛

もっとも多い頭痛といわれる頭痛で、頭痛のほとんどが、このタイプだといわれています。首や頭の筋肉が緊張することが原因になって起こる頭痛です。

長時間のデスクワークや車の運転など、同じ姿勢を長時間続けたことによって、血行が悪くなり、締め付けられるような感じがする頭痛です。また、枕の高さがあわない場も、首の神経を圧迫し、この頭痛の原因になっていることがあります。

緊張型頭痛の対処法

頭痛を感じ始めたら、軽いストレッチをするなど早めに気分転換をしましょう。マッサージなどで筋肉のこりをほぐし、蒸しタオルなどで温めて血流を良くしてください。半身浴も血流の回復に効果的です。

緊張型頭痛の予防法

長時間の作業をするときは、同じ姿勢をとらないようにします。少し歩くのもいいです。イスに座ったままで、両肩を上げ下げしたり、首を左右にゆっくりと倒すだけでも、気付いたときにこまめに行えば効果があります。また、枕があっていないと、気付かない間に筋肉を緊張させてしまっていることがあります。一度、確かめてみるとよいかもしれません。緊張型頭痛と偏頭痛の混合型頭痛というものもあります。

偏頭痛と緊張型頭痛か両方の症状があらわれている、そんなときは自律神経を整えることに重点をおいて対処してください。肉体的ストレスや身体的ストレスを取り除き、交感神経と副交感神経のバランスを取り戻すのがいちばんです。毎日の生活のなかで、睡眠や食事に問題点は無いかチェックしてみてください。

群発頭痛

20~30代の男性に多く、耐え難い痛みが特徴で、その痛みも目の奥がえぐられるような強烈な痛みと表現されたりします。決まった時期や時刻に痛むことが多く、前兆として、頭痛が起こる数分前に目のかすみや首の張りを感じる人もいるようです。群発頭痛は、決まった数週間から数か月の期間に集中的に起こります。それを群発期間といいます。

残念ながら群発頭痛の発症のメカニズムは、まだ明らかにされていない点が多く、頭部の血管の拡張が痛みにかかわっているのではないかと考えられています。

特に痛みの強い群発頭痛ではありますが、今までに経験のある種類の痛みであれば危険な頭痛ではないといわれます。しかし、いつもと違うパターンの痛み方をするようでしたら、早めに病院で診察を受けてください。

群発頭痛の対処法

群発頭痛の激痛は、市販されている痛み止めを服用しても、ほとんど効果が無いことが特徴で、医療機関において純酸素吸入法を行えば、酸素を吸入して早ければ5分ほどで痛みは軽くなってきます。

発作が起きたらできるだけ早く行うのが効果的です。また睡眠中の頭痛を予防できる薬もありますが、医師の判断で使用される薬になりますので病院で相談してみてくだい。

群発頭痛の予防法

タバコやアルコールが頭痛の引き金になることが知られており、お酒については、飲酒後数十分から1時間ほどたった頃に頭痛が起こるといわれています。群発頭痛では群発期間はアルコールを避けたほうがいいようです。

タバコも控えましょう。もし、お酒を飲むときは、群発期間を過ぎれば飲んでも頭痛は起こりませんので群発期間以外のときにしましょう。それ以外にも飛行機等やお天気など気圧の急激な変化が頭痛を誘発するといわれています。

薬物乱用頭痛

薬物乱用頭痛は、偏頭痛や緊張型頭痛の人が市販の鎮痛薬への依存をエスカレートさせることで、だんだんと薬の量が増え、効き目が持続する時間も短くなり、やがて薬そのものによって痛みが誘発されて起こる頭痛です。特に無水カフェインを含んだ薬は依存性を招きやすいといわれています。この薬物乱用頭痛は、薬物乱用をきちんとんと止めない限り頭痛が続きます。

原因になっている薬をきちんと中止することができれば薬物乱用による頭痛は改善し、薬物乱用以前の頭痛に戻るといわれていいます。不安のある方は、すぐに服用を止め、すみやかに医師の診断を受けてください。

薬物の乱用にあたる目安は、

などですが、頭痛薬を飲んでも、なかなか症状が改善されない場合は、医師の診断を受けたほうがよいでしょう。

二次性の頭痛は大きな病気のサイン!?

代表的なものに、くも膜下出血があげられますが、生命にかかわることが多い頭痛です。危険な頭痛ですが、原因がはっきりしている頭痛なので、原因を治すことで頭痛は、軽減または消失します。

その他の二次性頭痛の原因には、感染、脳腫瘍、髄膜炎、自己免疫疾患などがあげられますが、一般的に突然起こった頭痛、いままでに感じたことのいない強い頭痛、意識がもうろうとしている、または意識が無い、言葉や麻痺などが同時に起こった頭痛は命にかかわる可能性が高いと考えてください。このような頭痛が起こった場合は、自分で判断することなく、すぐに脳神経外科や神経内科などの専門病院を受診しましょう。

大きな脳の病気は血流改善と中性脂肪対策で予防

こうしたいくつかの頭痛を見ていると、原因の解明されていないものを除けば、血液循環が悪いことが要因となっているものが目立ちます。

頭痛と言ってもその原因や症状はいろいろです。ほとんどの頭痛は、命にはかかわらないものですが、一部には放っておくと命にかかわる怖い頭痛があります。これを区別するのはとても大事なことです。くも膜下出血や脳出血、脳腫瘍など命に関わるとされる二次性頭痛の多くでさえ、動脈硬化をはじめとする血管の硬化や血流の悪さに起因するものです。

そして、こうした血流を妨げているもののなかで大きな原因になっているのが中性脂肪です。中性脂肪が高い人は、コレステロール値も高く、動脈硬化もかなり進行しているケースがほとんどです。また、動脈硬化があると血管中で血栓が作られやすく、その血栓が血管につまって心筋梗塞や脳梗塞などの原因になります。

この血栓にさらに糖尿病を合併していると血管は大変もろくなっているので、血圧の上昇によって破れることがあります。この破れが脳で起こると脳出血になります。

また、中性脂肪が高いと他にも身体にいろいろな病気を引き起こします。しかし中性脂肪は、生活習慣の見直しで改善が可能な場合もあります。食生活や運動など生活習慣の見直しも含めて、まず第一に血流を改善することが大切です。

食生活の改善がなかなか難しい場合は、酵素ドリンクやサプリメントなどで栄養を補足することもおすすめです。

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