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すい臓の不調

糖尿病予防に酵素を含む野草や野菜を

監修医師

藤田先生にお話をうかがいました。

糖尿病という病気はご存知ですよね。全糖尿病患者の9割以上は、食べすぎや運動不足による肥満などが原因だということはご存知でしたか?

9割以上って、ほとんどじゃないですか!

遺伝もありますが、発症年齢は40歳以上に多かった糖尿病も最近は若者にも増えています。

糖尿病の父からの遺伝が心配です…。食べすぎや運動不足による肥満に気をつければ良いのですよね。

1型糖尿病の日本での年間発症率は10万人あたり1~2名で主に子どもに起こる原因不明の難病で全く別の病気と考えてもいいです。しかし糖尿病患者の9割は2型と呼ばれるもので、これは予防可能な病気です。

父も肥満です、気をつけていれば糖尿病にならなかったんですね。

そうですね、残念です。遺伝的な体質に肥満などの要因が加わることで糖尿病を発症しますが、お父さんとお母さんから引き継いだ遺伝子による性質が、血糖を下げるホルモンであるインスリンを遺伝的に分泌しにくい方がいるんですね。でも遺伝的な素因は持って生まれたものですから残念ながら変えることはできません。しかし、環境は自分のちょっとした心がけで変えることができますからね。

でも先生、具体的に何を目標にしたらよいでしょうか?

肥満にならないことと、適度な運動、あと、血液サラサラを維持するのが良いと思います。

血液サラサラですか?

酵素はどうですか。酵素にはたくさんの種類がありますが、プラスミンやウロキナーゼは血栓を分解するので血液をサラサラにし、リパーゼは脂肪を分解します。血糖値を下げてくれるインスリンも酵素によって作られるんです。

他にも何か気をつけることはありますか。

ヤマイモも、すい臓の負担を減らすことが知られています。大根おろしが胃腸に良いことは知っていると思いますが、ヤマイモには大根の数倍もの消化酵素が含まれています。ネバネバの成分が、一緒に食べた食べ物を包み込んでゆっくりと消化吸収されるので少量の食事でも腹持ちが良くて、肥満予防にもなります。またゆっくりとした消化になるので、食後の血糖値の急激な変動からくる眠気やイライラを緩和できるので、すい臓にもいいですよ。

糖尿病の原因のほとんどが生活習慣が原因

糖尿病といっても、その種類はさまざまです。

糖尿病は発症要因から大きく1型、2型に分けられ、日本人では糖尿病患者さんの約90%以上が2型糖尿病といわれています。ストレス、肥満、運動不足、暴飲暴食といった生活習慣の乱れがおもな原因となって起こります。そのため、この2型糖尿病は生活習慣病の1つとして数えられているのです。

しかし、2型糖尿病の場合は、こうした原因に気をつけて日常生活をおくることができれば、予防できる病気でもあるのです。※1型糖尿病は、突然発症し、一部ではインスリンを作るすい臓のβ細胞がウイルス感染により破壊されるといわれていますが、その原因と予防は確立されていない難病です。

すい臓の不調が引き起こす糖尿病と合併症

糖は私たちが生きるためには欠かせない栄養素です。私たちが口にした食物はブドウ糖になり、血液を介して全身に運ばれ、筋肉などに取り込まれてエネルギーとして使われています。

手足を動かしたり、呼吸したりできるのも、ブドウ糖があるから。もしもブドウ糖から作られるエネルギーがなければ人は死んでしまうといってもいいでしょう。

そんな大切なブドウ糖はグルコースとも呼ばれ、体内のインスリンの作用によって最適な濃度を保ちながら血糖として血液中を循環しています。

糖尿病はインスリンがうまく働かなくなる病気

糖尿病は、この血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が異常に増加する病気で、インスリンによる血糖値のコントロールができなくなっているのです。

糖尿病では、このインスリンが作用しにくいためブドウ糖が有効に使われず、血糖値が高くなっている状態です。尿の量が多くなり糖が出るのはエネルギー源として使われない大量の糖が尿と一緒に出てしまうためです。

糖が尿に出てしまうために、身体のたん白質や脂肪を利用してエネルギー源にするので体重が減り、エネルギー不足と、体重減少により疲れやすくなるのです。

すい臓の働きとインスリン

糖値の高い状態が続くと、糖尿病特有の合併症につながり命を落とす危険性が高まりあます。この血糖値を調節するホルモンのひとつであるインスリンは、すい臓で作られています。

すい臓は、長さ15センチメートル程度の右側が太く左側が細いくさび型の臓器です。2型糖尿病は、このインスリンの分泌が不足して起こる病気です。

そして、こうした高血糖の状態に気づかないまま放置していると、2型糖尿病はゆっくりと進行し、やがて糖尿病の3大合併症と呼ばれる病気を発症します。

糖尿病の3大合併症

糖尿病網膜症

網膜の血管に障害がおこり視力低下、目のかすみなどがあらわれ、症状が進むと失明の可能性もあります。

糖尿病腎症

透析が必要な患者さんの中で一番多いのが、この糖尿病腎症です。腎臓の働きが悪くなり、血圧が上昇する、尿中にたん白が出る、体がむくむなどの症状から、さらに症状が進むと腎不全や尿毒症など生命にかかわる症状を引き起こします。腎不全になってしまうと人工透析が必要になります。

糖尿病神経障害

手足のしびれや痛みなどがあらわれます。感覚が麻痺して、傷があっても気づかずに放置し壊疽になることもあります。

脳卒中

脳梗塞や脳出血などですが、血管の病気である動脈硬化が原因となる合併症です。脳の血管がつまるタイプが脳梗塞で、脳の血管が破れるタイプが脳出血です。そのうち、糖尿病患者さんに多いのは脳梗塞です。脳卒中は命にかかわるだけでなく、手足の麻痺や言語障害などの後遺症が残ることが多くなっています。

心筋梗塞

血管の病気である動脈硬化が原因となる合併症です。突然死の原因に多く心臓の働きが低下し生命にかかわることがある病気です。胸が締めつけられるような強い痛みで症状を知ることがあるので早期に治療することも可能ですが、糖尿病に罹患していると症状が出ないことがあるため手遅れになることもあります。

末梢動脈性疾患

血管の病気である動脈硬化が原因となる合併症です。血流が悪化することで足やふくらはぎが痛くなり、症状が進むと、潰瘍や壊疽を起こして足を切断しなければならない場合もあります。

実は、私たち日本人(アジア人)のインスリンは、欧米人に比べると分泌される量が少ないといわれています。そのため、急激な食生活の欧米化に加えて量も多くとりすぎる食事では、糖分の処理は追いつかなくなり、その状態が休みなく続けば、すい臓がインスリンを分泌する力は衰えてしまいます。

糖尿病治療の基本は食事です。そして、今、糖尿病ではない人にとっては、糖尿病の効果的な予防法になるので、弱っているすい臓の負担を軽くして機能を回復させ予防に努めましょう。

その他の病気

すい臓の不調により起こる病気は糖尿病以外にもありますが、その中でも代表的なものが急性膵炎です。急性膵炎の症状は、主に上腹部の激しい痛みや背中の痛み、吐き気、食欲不振、発熱などが伴います。

通常、すい臓は血糖のコントロールや消化酵素を分泌し、体を維持しています。急性膵炎は、消化酵素のひとつである膵酵素が何らかの原因により、すい臓の細胞内で活性化することで発症。膵酵素は通常、すい臓の細胞内で不活化された状態を保ちます。しかしすい臓そのものを消化してしまうと、急性膵炎を引き起こします。

肉の塊も溶かしてしまうほど強力な膵酵素の消化作用。急性膵炎が重症化すると、漏れ出した膵酵素がすい臓だけでなく周囲の組織(心臓・肺・肝臓)まで溶解します。腎臓・肺・心臓など、ほかの臓器へ影響が及ぶだけでなく、最悪の場合では死に至る危険性もある疾患です。

すい臓の不調を招く原因として男性に多いのは、アルコールの過剰摂取(アルコール性急性膵炎)です。大量のアルコールによってすい臓の細胞を直接傷つけ、急性膵炎を引き起こしてしまいます。

一方で、女性の急性膵炎では胆石・特発性などが主な原因として挙げられます。

胆石は、肝臓で胆汁が通る道の胆道に結石ができる病気のこと(胆石性急性膵炎)。

胆のうや胆管にできた胆石は、どのようにして急性膵炎に繋がるのか、経緯は未だに不明です。しかし、胆管の結石が胆汁と膵液の出口である十二指腸乳頭にはまったり、引っかかったりすることが原因だと考えられています。

すい臓に負担のかからない食生活とは?

すい臓に負担をかけないようにするためには、胃を刺激しないことが1番。アルコール・香辛料・炭酸飲料・熱いもの・冷たいもの・カフェイン飲料・たばこなどさまざまな刺激物を控えることが大切です。

また、消化に時間のかかるものもNG。脂身の肉・ラーメン・スナック菓子・脂肪の多い魚・揚げ物など、胃に長くとどまる高脂肪食も避けたほうが良いでしょう。

代わりにささみ・白身魚・豆腐・無脂肪(低脂肪)牛乳などを摂取してください。体調によっては卵・ヒレ肉など脂身の少ない食材を取り入れるのもおすすめです。

消化に良いジャガイモ・里芋・カボチャ・なす・大根・リンゴなどの食品もおすすめです。反対に、「ダイエット食」のイメージが強い食物繊維は、消化されるまでに時間がかかるのですい臓への負担になります。食物繊維が豊富に含まれているたけのこ・ごぼう・れんこん・こんにゃく・豆類・海藻・きのこ・梨・柿・パイナップル・ぶどうなどは控えましょう。

また食事はよく噛んで口に入ったものを細かくすると、胃にかかる負担を軽減できます。

調理する際は、なるべく小さく切る・すりおろす・煮る・茹でる・蒸すなど食べやすい状態にしましょう。

糖尿病の方におすすめの献立を一部紹介します。

脂質の制限により、脂溶性ビタミンA・D・E・Kが不足する可能性があるため、各ビタミンが含まれている緑黄色野菜・卵・しらす干し・納豆も心がけて摂るようにしましょう。

食事で気を付けること

参照サイト

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