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血管の不調

エコノミークラス症候群も血栓の一つ

監修医師

藤田先生にお話をうかがいました。

今度のお休みにサンフランシスコに遊びに行くんです。

ロングフライトになりますね。血栓症に気をつけてくださいね。

なんですか、それ?

エコノミークラス症候群のことです。

分かりやすく説明すると、血栓(けっせん)は、血でできた栓(せん)なんです。ビール瓶の栓抜(せんぬき)き、とか耳栓(みみせん)の栓という字でしょう?これが血管をふさいでしまうんです。血管がつまると色々な病気を引き起こします。ときには突然死の原因にもなります。

なるほど、恐ろしいですね、血栓。

血栓は飛行機の中でできますが、それが血液に運ばれてどこかの血管をつまらせるので、ほとんどは機内や到着した空港で発症していますが、旅行先や自宅に帰ってから発症することもあるんです。

血液には、固まる性質と、溶かす性質があり、このバランスが保たれることで固まることなく血管の中をスムーズに循環しています。

血液に固まる性質があるなんて知りませんでした。

ケガなどで出血すると生命にかかわる危険な状態になりますから、この出血を防ぐために血液を凝固させて血を止める機構が備わっているんです。

言われてみればそうですね。固まらないと困りますね。

全身を流れてきて二酸化炭素を多く含む血液は静脈によって運ばれ心臓の右側(右心房)に入って、次に右心室から肺に送り込まれて血液に酸素が取り込まれ(酸素化)酸素を多く含んだ血液は心臓の左側(左心房)に戻って左心室から大動脈によって、ふたたび全身へと運ばれていきます。ところが、長時間座ったままの姿勢で足を動かさないでいると、血流が悪くなって、血液が心臓に戻りづらくなり足に停滞しやすくなります。そして足の静脈に血栓ができてしまうんです。

それがエコノミークラス症候群でしょうか。

それだけなら足がむくんだとかなのですが、飛行機が目的地に到着して急に体を動かすと、静脈にできていた血栓が血管壁から離れて血液中に流れ出します。この流れ出した血栓が、例えば肺の血管が細くなったところにつまってしまうと肺塞栓症でショック状態となり、その結果、最悪の場合には死亡する場合もあります。フライトが6時間を超えると、このような状態になる傾向があるそうです。

どうすれば防げますか?

水分を補給したり、足を動かしたり、また、日頃から血液サラサラでいられるような生活をしましょう。

恐ろしい病気を引き起こす血栓

日本人の三大死因といえば、ガン、心臓の疾患、脳血管疾患ですが、その中でも心臓の疾患の9割を占める心筋梗塞と、脳血管疾患で増加傾向にある脳梗塞は、血栓によって引き起こされるといわれています。

心筋梗塞および脳梗塞は、重大な死因として世界的にも認識されているにもかかわらず、共通する原因としての血栓についての認識は、まだまだ低くないがしろにされています。

しかし血栓は放置しておくと、やがて脳梗塞、心筋梗塞、肺塞栓症などの命に係る重篤な病気を引き起こしかねません。

血栓が理由で発生する疾患の代表的なものに次の症状があります。

血液を良好にして血栓を防ぐ

血栓の形成にはいくつかの大きな要因が存在します。

まず、喫煙や高脂血症、高血圧、肥満、糖尿病などが原因で血管内皮細胞が傷つき、そこから血栓が生じます。血管が傷ついた状態です。

高脂血症

動脈硬化の最も重要な因子で、悪玉と称されるLDLコレステロールが血液中には多く存在しています。血液ドロドロの状態で血流が悪い状態になると、活性酸素の影響を受けて酸化LDLは動脈内の血管壁に傷をつけて付着します。

すると今度はマクロファージが血管壁に居座って動脈自体の弾力性を奪ってしまうのです。しなやかさを失った血管には、やがてひび割れが生じ、その修復と止血のために血小板が集まってくると血栓(血の塊)になります。

高血圧

正常値を超えた高血圧が続くと、血管が硬く、厚くなり、狭くつまりやすくなるので血栓が大きいと、血液の流れを完全に遮断してしまいます。

肥満も、内臓の周りに脂肪がたまることで知られている「内臓脂肪型肥満」が危険です。血栓は、血管の細胞から分泌される酵素によって溶かされますが、内臓型肥満の人は、この酵素の働きを阻害する悪玉物質を分泌します。

一般的にBMIが25以上の人で、血栓を溶かすのを邪魔する悪玉物質は太れば太るほど増えるといわれています。

糖尿病

血液中に余分なブドウ糖が存在しているので、血液がドロドロで流れにくくなっています。またドロドロな血液によって血管が傷つき血栓もできやすく、またつまりやすいのです。

この血栓のつまりが脳の血管で起これば脳梗塞、心臓付近の血管で起これば心筋梗塞です。

静脈血栓塞栓症 (エコノミークラス症候群)も、飛行機だけで発症するのではなく、地震のときに車で避難生活中の女性がエコノミークラス症候群によるとみられる肺塞栓(そくせん)で死亡されたように、長時間の同じ姿勢による血管の圧迫があれば発症します。実際、タクシードライバーが勤務中に発病、死亡したケースさえあります。

血管がつまる原因とは

こうした血栓による病気の発症を予防するためには、水分補給や足の運動が効果的だといわれていますが、日頃からの予防対策で体質を改善したり、常に血液をサラサラの状態にして、弾力のある血管にしておくことが重要になります。

血管内で血液の塊である血栓が血管をつまらせ血流が止まってしまうことで、突然死の原因となる他の症状の引き金としても気をつけなければならない血栓。この血栓を誘発するのが、ドロドロの血液です。

中性脂肪やコレステロール値が気になる中高年層が増加傾向にある中、運動不足、そしてストレスや食べ過ぎ、飲み過ぎの害が加わり、ますます血液ドロドロが加速してしまいます。

運動・水分に加え野草の酵素を取り入れて血液をさらさらに保つ

場合によっては突然死を招きかねないほど恐ろしい血栓ですが、日常生活で気をつければ、予防や改善もできます。例えば、生活習慣に取り入れられる方法として、普段飲んでいるコーヒーやお茶を、野草の成分が入った飲み物、例えば野草茶や野草酵素ドリンクを取り入れてみるのはどうでしょう。

血流をよくする薬草として昔から利用されてきた「イチョウ葉」「オトギリソウ」や動脈硬化の予防になる「クコ葉」「ハブ茶」「ドクダミ」「アカザ」などがおすすめです。忙しくて時間がないという方でしたら、他にもたくさんの野草成分が入った、野草の酵素などもいいかもしれません。

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